町会長ごあいさつ

南砂1・2丁目町会会長 吉田精治

私たちの町会がある東京都江東区南砂1・2丁目は、江戸時代の万治年間(1658~61)に砂村新左衛門が「砂村新田」として開拓・整備した土地です。当時は江戸中心部からほど近い農産地として、スイカ、カボチャ、ナス、キュウリなどが特産品だったそうです。近代になってからは都内の物流を支える一大拠点として数多くの運送業者がひしめき合い、馬車やトラックが行き交う活気あふれる地域となりました。現在では多くの住宅やマンションが立ち並び、昔ながらの親しみやすい飲食店や人気のスーパーが立地する暮らしやすい下町として人気を集めています。2030年代半ばには当町会からほど近い千石地区に有楽町線の新駅が開業する予定で、今後ますますの発展が期待されています。

私たちの町会はこの南砂1・2丁目地区で、生活環境向上や防犯・防火など、地域を住みやすくするために活動しています。特に首都直下地震などの災害時には住民同士のつながりが何よりも大切になることから、各種年中行事や年2回の防災訓練などを通じて住民同士が「顔の見える」関係を築けるよう努力しています。

もう一つ、当町会は富賀岡八幡宮のお旅所(出張所のようなものです)を抱える「お祭りの町」でもあります。2025年は4年に1度の富賀岡八幡宮例大祭の年にあたり、8月の神輿巡行には砂町地区8町会の一つとして参加します。当町会は8町会で唯一、大・中・小3基の神輿を保有していることが自慢の一つで、お祭り当日は町内の熱気が最高潮に達します。

日々の町会活動にも、お祭りにも、地元のみなさまの力が欠かせません。みなさまもぜひ私たちとともに、町会活動に、そしてお祭りにご参加ください。

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